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鳥海不二夫

鳥海不二夫認証済み

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東京大学大学院工学系研究科教授

報告

見解AI関係者がノーベル賞を取るとは,AI研究者も誰も予想もしておらず,界隈は賑やかになっています. AIが物理学なのかと言われると違う気もしますが,物理学の分野で機械学習が有効に使われておりその基礎を作ったことが評価されたとのことで,現在社会で話題となっている生成AIも受賞者らの開発した機械学習の基礎から発展してきたものと考えると,意外ではあるものの納得の受賞ではないでしょうか. ちなみに,日本人としては今回の受賞理由となった「人工ニューラルネットワークによる機械学習を可能にする基礎的な発明」のさらに基礎となる研究を行った甘利俊一先生も入っていてもいいのにと思ってしまいますが,残念ながら対象ではなかったようです.

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 南龍太

    記者

    補足第3次と言われるAIブームを巻き起こした深層学習の発端となったヒントン教授の功績は礼賛してもし過ぎる…続きを読む

コメンテータープロフィール

鳥海不二夫

東京大学大学院工学系研究科教授

2004年東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム工学専攻博士課程修了(博士(工学)),2012年より東京大学大学院工学系研究科准教授,2021年より現職.計算社会科学,人工知能技術の社会応用などの研究に従事.計算社会科学会副会長,情報法制研究所理事,人工知能学会編集委員長.人工知能学会,電子情報通信学会,情報処理学会,日本社会情報学会,AAAI各会員.「科学技術への顕著な貢献2018(ナイスステップな研究者)」

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