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補足第3次と言われるAIブームを巻き起こした深層学習の発端となったヒントン教授の功績は礼賛してもし過ぎることはないでしょう。「AI界のゴッドファーザー」の愛称でも親しまれているヒントン氏ですが、その技術革新が広く世に知られることとなったのは2012年、AIによる画像認識のコンテスト(ILSVRC)でした。氏率いるチームが、誤差率15%台で他チームに大差をつけて圧勝したことがAI界はもちろん、広く驚きをもって受け止められました。 コンテストで使われたAIモデル「AlexNet」は3人いたチームの一員、ウクライナ生まれのアレックス・クリジェフスキー氏にちなんで名づけられました。チームのもう1人、指導役を担ったイリヤ・サツキバー氏はChatGPTを手掛けるOpenAIの共同創業者として知られていますが、今年5月に退社を発表しました。 進化と人の流動が激しいAI業界から今後も目が離せません。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鳥海不二夫

    東京大学大学院工学系研究科教授

    見解AI関係者がノーベル賞を取るとは,AI研究者も誰も予想もしておらず,界隈は賑やかになっています. A…続きを読む

コメンテータープロフィール

執筆テーマはAIやBMIのICT、移民・外国人、エネルギー。 未来を探究する学問"未来学"(Futures Studies)の国際NGO世界未来学連盟(WFSF)日本支部創設、現在電気通信大学大学院情報理工学研究科で2050年以降の世界について研究。東京外国語大学ペルシア語学科卒、元共同通信記者。 主著『生成AIの常識』(ソシム)、今年度刊行予定『未来学の世界(仮)』、『エネルギー業界大研究』、『電子部品業界大研究』、『AI・5G・IC業界大研究』(産学社)、訳書『Futures Thinking Playbook』。新潟出身。ryuta373rm[at]yahoo.co.jp

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