補足牧原大臣自身は「たった今は法務大臣」の立場で「気持ち」を述べられたのでしょう。「法的に不安定な地位におかれたという状況について」という留保は先の検事総長談話と平仄を合わせたといえます。 一般には談話の判決に対する「大きな疑念を抱かざるを得ない」「強い不満を抱かざるを得ない」という部分が問題視されていますが、総長も大臣も認めた「法的に不安定な地位」も論議されるべきです。2014年に静岡地裁が再審開始を決定したのに抗告を繰り返して開始が23年までずれ込んだ点です。抗告審を無意味とまで言いませんが、再審でも死刑求刑したのだから14年決定に基づく再審で争えばよかったともみなせます。この辺が刑訴法および「再審法」整備に反映されるのを期待します。
コメンテータープロフィール
十文字学園女子大学非常勤講師。毎日新聞記者などを経て現在、日本ニュース時事能力検定協会監事などを務める。近著に『政治のしくみがイチからわかる本』『国際関係の基本がイチから分かる本』(いずれも日本実業出版社刊)など。
関連リンク(外部サイト)
坂東太郎の最近の記事
坂東太郎の最近のコメント
アクセスランキング
- 1
“元アナウンサー”弁護士がスリムボディで健康美コンテスト準グランプリ 20代は体型へのコンプレックスに悩まされるも……合言葉は「気にしすぎない」
FITNESS LOVE - 2
闇バイトが住宅侵入、1階の母親助けるため棒を床に叩きつけながら叫び撃退
テレビ朝日系(ANN) - 3
「レスキュー、レスキュー」USJのショーで緊迫シーン 女性キャストが「軽いケガ」、一体何があったのか
J-CASTニュース - 4
星野源に「誰?」の声 あまりの変貌ぶりにファン爆笑「カオス過ぎる」「別人なの?」
ENCOUNT - 5
「男なの!?」引田天功さんがSNSトレンド入り、朝ドラ〝登場〟に「知らへんかった!」「Z世代は知らんネタだ」
西スポWEB OTTO!