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田中良紹

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見解アメリカの力の衰えを感じさせるニュースだ。 外交は二股、三股が当たり前の世界だが、日米同盟に頼りきりの日本はアメリカの顔色を見ながらでないと何もできなかった。民主・共和両党の分断が強まる中で、民主党のオバマ政権から冷遇された安倍元総理は、共和党のトランプ候補が大統領選挙に勝利すると、大統領就任の前にトランプに面会してゴマをすり民主党を不快にさせた。 今度は民主党のスピーチライターが書いた原稿を米議会で演説し、共和党をしらけさせた岸田総理の訪米直後に、まだ大統領に決まってもいないトランプに麻生副総裁が面会した。それをやっても日本に反撃できないバイデン政権の弱さを見て役割分担した日本の二股外交だ。岸田総理は次には対中外交に力を入れるだろう。 ウクライナ戦争に失敗し、中東でもイスラエルを抑えられないバイデン政権の弱さがそれを可能にした。

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  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

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コメンテータープロフィール

1969年TBS入社。ドキュメンタリー・ディレクターや放送記者としてロッキード事件、田中角栄、日米摩擦などを取材。90年 米国の政治専門テレビC-SPANの配給権を取得。日本に米議会情報を紹介しながら国会の映像公開を提案。98年CS放送で「国会TV」を開局。07年退職し現在はブログ執筆と政治塾を主宰■オンライン「田中塾」の次回日時:5月26日(日)午後3時から4時半まで。パソコンかスマホでご覧いただけます。世界と日本の政治の動きを講義し、皆様からの質問を受け付けます。参加ご希望の方は https://bit.ly/2WUhRgg までお申し込みください。

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