見解政治資金を集めることのどこが悪いのか、馬鹿馬鹿しいにもほどがある。これでは金持ちしか政治家になれない。 公職選挙法もそうだが、政治家になろうとする志を持つ人間にとって、我が国の仕組みは厳しすぎる。要するに現職議員たちがつるんで、新人議員が当選する可能性を狭め、自分たちの身の安泰を図ろうとしているように見えて仕方がない。政治資金規正法改正に名を借りて、世襲議員や大政党所属議員に有利な仕組みが作られるだけだ。 問題は政治資金を透明化することであり、政治資金を集める方法を狭めることではない。透明化する方法に頭を使わないで、資金集めの方法を禁止すれば国民が納得すると考えているなら、そう思われている国民ともどもこの国の政治家は頭が悪すぎる。
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コメンテータープロフィール
1969年TBS入社。ドキュメンタリー・ディレクターや放送記者としてロッキード事件、田中角栄、日米摩擦などを取材。90年 米国の政治専門テレビC-SPANの配給権を取得。日本に米議会情報を紹介しながら国会の映像公開を提案。98年CS放送で「国会TV」を開局。07年退職し現在はブログ執筆と政治塾を主宰■「田中塾@兎」のお知らせ 日時:6月23日(日)16時から17時半。場所:東京都大田区上池台1丁目のスナック「兎」(03-3727-2806)池上線長原駅から徒歩5分。会費:1500円。お申し込みはmaruyamase@securo-japan.com。