見解かつて麻生太郎氏は谷垣総裁を差し置いて総裁選に出馬した石原伸晃氏を「明智光秀」と裏切り者呼ばわりしたが、今度は自分が副総裁でありながら茂木幹事長と組んで岸田総理の足を引っ張ろうというのだから「明智光秀」だ。 石破氏はそうした麻生、茂木両氏を批判している。 岸田総理と麻生・茂木両氏の対立は「派閥解消」を相談なく打ち出されたことだ。これで麻生氏の「大宏池会構想」は粉砕され、茂木氏も茂木派が分裂状態になった。その恨みが表に出ているのが今の政局だが、「派閥解消」を最初に言い出したのは菅前総理である。それに岸田総理が間髪を入れずに反応して宏池会解散を決め、二階俊博氏と森山裕氏も派閥を解散した。安倍派も解散せざるを得なくなった。これがどこに向かうかである。 「世代交代」は総理を目指す中堅以上が一掃されてしまうので、言葉で言う以上に難しい。小泉純一郎氏はだから進次郎氏が手を挙げることに反対する。
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コメンテータープロフィール
１９６９年ＴＢＳ入社。ドキュメンタリー・ディレクターや放送記者としてロッキード事件、田中角栄、日米摩擦などを取材。９０年 米国の政治専門テレビＣ－ＳＰＡＮの配給権を取得。日本に米議会情報を紹介しながら国会の映像公開を提案。９８年ＣＳ放送で「国会ＴＶ」を開局。０７年退職し現在はブログ執筆と政治塾を主宰■オンライン「田中塾」の次回日時：７月２８日（日）午後３時から４時半まで。パソコンかスマホでご覧いただけます。世界と日本の政治の動きを講義し、皆様からの質問を受け付けます。参加ご希望の方は https://bit.ly/2WUhRgg までお申し込みください。
