補足今年はとくに夏以降、洋画の話題がメディアに上がっています。夏休み映画の本命『インサイド・ヘッド2』(53億円超え)はコロナ禍以降初のディズニーの50億円突破作品になったほか、『デッドプール&ウルヴァリン』(21億円)はシリーズ最高興収を記録し、『エイリアン:ロムルス』も前作を上回る10億円に迫るヒット。さらに、ハリウッドメジャー作品ではない『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の週末映画動員ラインキング1位獲得や、米国で賛否両論を巻き起こした『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の作品性も話題になり、ネットニュースをにぎわせていました。 今年は、東宝が自社歴代最高興収を狙えるかという快進撃を続けており、全体の年間映画興収の邦画と洋画のシェアでは、その差が昨年以上になるかもしれません。しかし、これまで無風だった洋画にわずかな風が吹き始めていることを感じます。この流れに注目していきたいところです。
コメンテータープロフィール
音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク専門誌などの編集者を経てフリーランスの編集者、ライターとして活動中。映画、テレビ、音楽、お笑い、エンタメビジネスを中心にエンタテインメントシーンのトレンドを取材、分析、執筆する。takeiy@ymail.ne.jp
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