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髙岡豊

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中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

報告

解説レバノン軍、2006年のイスラエルの侵攻の折は、拠点にイスラエル軍を招き入れてお茶を出したといわれるくらいの大失態を犯したこともあり、今回も完全な「外野」です。とはいえ、自国の領域が蹂躙されているのに「無関係」や「ヒズブッラーが嫌い」は通用しません。そのようなわけで、レバノン軍はイスラエル軍による領域蹂躙に立ち向かうことも、逃げることもできないまま拠点と活動を維持し続けるしかありません。こういう不思議な「国軍」がこの世には存在するのです。

コメンテータープロフィール

髙岡豊

中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

新潟県出身。早稲田大学教育学部 卒(1998年)、上智大学で博士号(地域研究)取得(2011年)。著書に『現代シリアの部族と政治・社会 : ユーフラテス河沿岸地域・ジャジーラ地域の部族の政治・社会的役割分析』三元社、『「イスラーム国」がわかる45のキーワード』明石書店、『「テロとの戦い」との闘い あるいはイスラーム過激派の変貌』東京外国語大学出版会、『シリア紛争と民兵』晃洋書房など。

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