Yahoo!ニュース

高橋浩祐

高橋浩祐

認証済み

米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

報告

補足北朝鮮は、今回の発射失敗の原因を徹底的に究明し、対策を施した後に、10月に3回目の軍事偵察衛星の発射を断行すると表明した。前回5月の打ち上げ失敗は、エンジンが原因とされた。今回は「非常爆発システムにエラーが発生し、失敗した」と説明した。 北朝鮮はエンジンの欠陥に改善のめどがたったため、3カ月後の今回の再発射に踏み切ったとみられるが、結果的に再び失敗した。しかし、「エンジンの信頼性とシステムに大きな問題はない」と主張している。 いずれにせよ、北朝鮮は2021年1月に開催された朝鮮労働党第8回党大会で策定された「国家経済発展5カ年計画」の「国防科学発展および武器体系開発5カ年計画」に基づいて、その期間内で成功するまで続けるだろう。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 山口亮

    東京大学先端科学技術研究センター特任助教

    補足今回もあっさりと偵察衛星の打ち上げが失敗に終わったことを認めた北朝鮮だが、これには「失敗はつきもの」…続きを読む

  • JSF

    軍事/生き物ライター

    見解北朝鮮は「第1段と第2段は成功したが第3段で失敗した」としていますが、日本防衛省は「落下物は全て予告…続きを読む

コメンテータープロフィール

高橋浩祐

米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

英軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」前東京特派員。コリアタウンがある川崎市川崎区桜本の出身。令和元年度内閣府主催「世界青年の船」日本ナショナルリーダー。米ボルチモア市民栄誉賞受賞。ハフポスト日本版元編集長。元日経CNBCコメンテーター。1993年慶応大学経済学部卒、2004年米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールとSIPA(国際公共政策大学院)を修了。朝日新聞やアジアタイムズ、ブルームバーグで記者を務める。NK NewsやNikkei Asia、Naval News、東洋経済、週刊文春、論座、英紙ガーディアン、シンガポール紙ストレーツ・タイムズ等に記事掲載。

高橋浩祐の最近のコメント