見解トランプ氏から国防次官の指名を受けたコルビー氏は、日本だけではなく韓国など他の同盟国にもバードン・シェアリング(負担の分かち合い)を要求する可能性が高い。同氏は、アメリカが北朝鮮から中国に焦点を移すべきだと主張する。そして、韓国には自国の防衛にもっと責任を持ち、核の選択肢も模索するよう促している。 また、同氏は、北朝鮮の非核化はありそうにないとみており、非核化よりも軍備管理を優先している。来年1月のトランプ政権発足に当たり、日韓をはじめ、アメリカの同盟国は戦々恐々としているはずだ。
コメンテータープロフィール
英軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」前東京特派員。コリアタウンがある川崎市川崎区桜本の出身。令和元年度内閣府主催「世界青年の船」日本ナショナルリーダー。米ボルチモア市民栄誉賞受賞。ハフポスト日本版元編集長。元日経CNBCコメンテーター。1993年慶応大学経済学部卒、2004年米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールとSIPA(国際公共政策大学院)を修了。朝日新聞やアジアタイムズ、ブルームバーグで記者を務める。NK NewsやNikkei Asia、Naval News、東洋経済、週刊文春、論座、英紙ガーディアン、シンガポール紙ストレーツ・タイムズ等に記事掲載。
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