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高橋浩祐

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米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

報告

芥川賞作家、そして、石原裕次郎の実兄として知名度が抜群だった石原慎太郎氏。ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。 石原氏は自民党の保守グループ、青嵐会のメンバーとして、アメリカにも物を言う政治家だった。国際的には、日米貿易摩擦の真っ只中に、ソニーの会長である盛田昭夫と共に『「NO」と言える日本』を執筆し、大きな話題になった。この本は英語でも翻訳され、対米追従の日米関係に一石を投じた。 都知事時代にはよく国にも物を言っていた。 東京五輪誘致への飽くなき執念や、東京都による尖閣諸島購入の動きなど、後々まで大きな影響や波紋をもたらす保守の政治家だった。時に過激な発言や失言をし、炎上も恐れないナショナリストで、知名度を生かしたポピュリズムの政治家だった。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    石原氏が亡くなったという。 作家としての側面よりも、ここでは政治家としての側面を述べてみたい。 参院…続きを読む

  • 大濱崎卓真

    選挙コンサルタント・政治アナリスト

    衆参国会議員を長く務め、東京都知事としても知られる石原慎太郎氏が亡くなった。保守派の論客として論壇で…続きを読む

コメンテータープロフィール

高橋浩祐

米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

英軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」前東京特派員。コリアタウンがある川崎市川崎区桜本の出身。令和元年度内閣府主催「世界青年の船」日本ナショナルリーダー。米ボルチモア市民栄誉賞受賞。ハフポスト日本版元編集長。元日経CNBCコメンテーター。1993年慶応大学経済学部卒、2004年米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールとSIPA(国際公共政策大学院)を修了。朝日新聞やアジアタイムズ、ブルームバーグで記者を務める。NK NewsやNikkei Asia、Naval News、東洋経済、週刊文春、論座、英紙ガーディアン、シンガポール紙ストレーツ・タイムズ等に記事掲載。

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