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多田文明

多田文明

認証済み

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

解説害虫・害獣駆除サービスで10代~20代の若い女性のトラブル相談が多く寄せられているとのことです。明らかに悪質業者はこの世代を狙って罠をしかけているといえますので、ゴキブリ等を捕まえることが苦手な人たちは注意が必要です。 これまではコロナ禍で自宅にいる時間が多いため、トイレが詰まった等の水回りのトラブルの緊急事態が多く発生しがちで、ネット上に「数百円から修理できる」など安い料金を提示して連絡をさせて高額請求をする手口が横行しました。この時は中高年の比較的年齢の高い人たちが狙われてきましたが、手口への周知もありお金が取れなくなってきたのでしょう。ターゲットを若い世代に変えてきたと思われます。 ネット上の安い値段から訪問を取付けて断れない状況でクレジット等で高額請求させる点は同じ手口です。22年に成人年齢が18歳に引き下げられましたが、その点も狙った悪質業者による被害の側面もあるといえます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解全ての詐欺や悪徳商法の被害が低年齢化しています。一つに18歳成人の影響です。これまで20歳でも判断力…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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