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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

解説闇バイトと気づかずにSNS上の募集に応募した女性は、2回目の荷物の受け取りの時に、高齢者から紙袋を受け取って詐欺ではないかと疑いますが、その足で警察にいかずに、男に指示された通りにコインロッカーに入れてしまいます。 女性は、今回の闇バイトに手を染めた少年と同じように「無知は罪である」という言葉を口にしています。 詐欺などの手口を知っておくことは、被害者にならないだけではなく、加害者の側に回らないことにつながります。 闇バイトへの関心が高まるなかで、文字だけでその言葉を知ったつもりの方が多くいるかもしれません。どのような形で近づいてくるのか。手口の中身を知ることが大切です。 若者だけではなく、中高年の人たちもお金に困った時には「融資できます」という犯罪グループのSNS上の言葉に反応してしまうことはありえます。 世代を超えて、犯罪グループの仕掛ける罠に引っ掛からないようにすることが必要です。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解この記事からもテレビをみていない若者が多く、注意喚起もネットで行う方が良い事がわかります。個人情報を…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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