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鈴木崇弘

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政策研究者、PHP総研特任フェロー

報告

見解今回のトランプ氏の襲撃事件、2年前の安倍晋三元首相の暗殺事件等々。またヨーロッパの国々では極右政治勢力などが勢力を伸ばしたり、世界的には専制主義国家がすでに過半数を超えており、優位性を示している。さらに、中国・ロシア・北朝鮮の(相互の思惑は大きく異なるが)相互接近が進んでいる。このように世界や社会は、少し前には考えられなかったような新しくかつかなり危険で、自由や寛容を失うような方向に向かっているように感じる。他方、そのような世界や社会は、多くの悲劇や困難を迎えてきたことは、歴史が示している。その意味で、英国の経済学者アルフレッド・マーシャルが、経済学を学ぶには「Cool Head, but Warm Heart(冷静な頭脳で温かい心)」が必要と指摘しているが、こんな時だからこそ、正に私たち一人一人も、日本も冷静かつ温かい心を持ち、前向きに考え、行動することが求められているといえるだろう。

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コメンテータープロフィール

鈴木崇弘

政策研究者、PHP総研特任フェロー

東京大学法学部卒。マラヤ大学、米国EWC奨学生として同センター・ハワイ大学大学院等留学。日本財団等を経て東京財団設立参画し同研究事業部長、大阪大学特任教授・阪大FRC副機構長、自民党系「シンクタンク2005・日本」設立参画し同理事・事務局長、米アーバン・インスティテュート兼任研究員、中央大学客員教授、国会事故調情報統括、厚生労働省総合政策参与、城西国際大学大学院研究科長・教授、沖縄科学技術大学院大学(OIST)客員研究員等を経て現職。経済安全保障経営センター研究主幹等兼任。大阪駅北地区国際コンセプトコンペ優秀賞受賞。著書やメディア出演多数。最新著は『沖縄科学技術大学院大学は東大を超えたのか』

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