見解計画運休を臨機応変に変更したという、珍しく、そして良い事例だと思います。 計画運休の目的は事故防止ですから、乗客に対しても鉄道施設の保護策としても最善だと考えられています。しかし、問題がないわけではありません。それは「計画したら変更しにくいこと」と「復旧が遅いことです」 鉄道はたくさんの職員がかかわります。いったん決めたら再変更や小変更をしにくいシステムといえます。だから気象危機が去っても「晴天のまま運休」という妙な事態になり、批判の対象となるわけです。 計画運休は復旧計画も含めて計画すべきで、早期復旧のためには通常時と同じ要因を待機させた方がいい。しかし、従業員の安全確保も必要です。 もちろん鉄道事業者も改善の努力をしていると思いますが、なにぶん、天候災害は年に数回程度ですから、通常時の運転の積み重ねに比べると経験不足です。経験を重ねて知見を積み上げていくしかありません。
コメンテータープロフィール
東京都生まれ。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社でパソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当したのち、1996年にフリーライターとなる。IT、PCゲーム、Eスポーツ、フリーウェア、ゲームアプリなどの分野を渡り歩き、現在は鉄道分野を主に執筆。鉄道趣味歴半世紀超。2021年4月、日本の旅客鉄道路線完乗を達成。基本的に、列車に乗ってぼーっとしているオッサンでございます。
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