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下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

報告

見解スペイン語で「解放者たち」を意味するコパ・リベルタドーレスは南米のクラブにとって最優先のタイトルです。この大会は現地取材を含めて、20年以上見てきていますが、ブラジル勢が優位な構図は2010年以降続いており、2010年以降はブラジル勢の優勝が10回、アルゼンチン勢が3回、コロンビア勢が1回という圧倒的な状況です。フラメンゴやパウメイラスなどは欧州のクラブに負けない財力を持っていますが、あまりにもブラジル勢が優位な状況だけに一時は南米サッカー連盟が同国の決勝対決を避けるレギュレーション(明らかにブラジルを意識したものです)を一時導入したことがあったほどです。  2020年から2023年はブラジル勢が決勝を独占。今大会もベスト8にブラジル勢5チームが進出。準決勝のファーストレグの結果を見る限り、ブラジル勢による決勝対決が有力です。

コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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