南米No.1決めるリベルタドーレスで続くブラジル勢の支配 強すぎるブラジル勢に6連覇が見えてきた
準決勝1stレグではリーベルプレート、ペニャロールが粉砕された
南米のNo.1を決めるコパ・リベルタドーレス。この大会では、ここ5年ほどをブラジル勢が支配するという状況が起きている。 始まりは2019年大会をフラメンゴが制したところからで、続く2020年からはパルメイラスVSサントス(1-0)、パルメイラスVSフラメンゴ(2-1)、フラメンゴVSアトレチコ・パラナエンセ(1-0)と3年続けてブラジル勢同士のファイナルに。 昨年はアルゼンチンのボカ・ジュニアーズがファイナルまで進んできたが、決勝ではブラジルのフルミネンセに延長の末1-2で敗れている。ボカ・ジュニアーズ、リーベル・プレートといったアルゼンチン勢も奮闘しているのだが、ここ最近はブラジル勢が圧倒的だ。 その流れは今年も続くのか。リベルタドーレスは準決勝まで進んでいるが、カードはボタフォゴ(ブラジル)VSペニャロール(ウルグアイ)、アトレチコ・ミネイロ(ブラジル)VSリーベル・プレート(アルゼンチン)と、またしてもブラジル勢がベスト4に2チームを送り込んでいる。 そして今週に1stレグが行われ、アトレチコ・ミネイロはリーベル・プレートを3-0で粉砕。ボタフォゴもペニャロールを5-0で撃破している。まだ2ndレグが残っているが、すでに決着がついた印象もある。 ボタフォゴにはブラジル代表デビューも果たした23歳のFWイゴール・ジェズス、同じくブラジル代表でプレイするFWルイス・エンヒキ、2022ワールドカップの優勝メンバーでもあるアルゼンチン代表FWティアゴ・アルマダといった若き実力者が揃う。 アトレチコ・ミネイロといえば、日本のファンにとってもお馴染みな怪物レフティーFWフッキが健在で、今年もリーグ戦では18試合に出場して10ゴール4アシストを記録。38歳を迎えた今もバリバリの主力だ。 6年続けてのブラジル勢優勝が見えてきており、クラブシーンにおける南米のパワーバランスはかなり偏りつつある。
構成/ザ・ワールド編集部
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