見解ベルギーのデクロー首相は昨年11月、イスラエルによるガザ侵攻を非難していますが、同月にはパレスチナ支援を呼びかける大規模なデモ行進がやはりブリュッセルで開催され、40000人以上が集まったという経緯もありました。同じタイミングでロンドンでは30万人規模で停戦を求めるデモが実施。日本で考えられている以上に、欧州各地での関心は高いです。 サッカーに限らず、スポーツと戦争・政治・宗教などは切り離されて考えられるべきですが、ブリュッセルでは、昨年10月も銃撃事件でスウェーデン代表のサポーター2人が死亡する悲劇が起きており、当局があらゆる可能性を考えて、警戒するのは当然と言えるでしょう。 サッカーイスラエル代表はパリ五輪にも出場が決まっており、日本とも対戦しますが、今回のパリ五輪ではロシアのウクライナ侵攻とパレスチナを巡る2つの現在進行形の悲劇も、さまざまな形で影を落とすことになりそうです。
コメンテータープロフィール
1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。
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