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下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

報告

見解ブラジルサッカー界のスラングにかつて「下手くそ」を意味する「ジャポネス」(日本人)というポルトガル語がありました。まだ日本にプロサッカーが存在せず、W杯出場などが夢物語だった当時、ブラジルでプロとして活躍した三浦知良選手は57歳を迎えてもなお、プロ選手であり続けています。  近年、スポーツ医学の進歩などもあって選手寿命は伸びており、39歳のクリスティアーノ・ロナウド選手や37歳のリオネル・メッシ選手は現在もユーロやコパ・アメリカなどで活躍しています。57歳の三浦選手が全盛期の輝きに程遠いことは昨季のポルトガル2部のオリヴェイレンセでの出場機会を見ても明らかで、現役続行に賛否両論があるのは事実です。  ただ、57歳にしてなお、チャレンジ意識を持ち、日本サッカー界屈指の知名度を持つ三浦選手はもはや単なるサッカー選手の枠組みを超えた存在なのでしょう。

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コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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