見解DAZNが発表したゴール期待値では鳥栖が0.73、町田が0.63と、わずかですが鳥栖が上回っており、内容を伴ったとても良い勝利でした。 前半20分に先制ゴールを決めた鈴木大馳は、まだ17歳の高校生。来季からトップチームに昇格する選手です。今季は2種登録で、ルヴァンカップでは久保建英選手が持っていた最年少得点記録を更新しました。 その期待の逸材が、J2降格の事実に沈む鳥栖のスタジアムで、サポーターの雰囲気をガラッと変えるゴールを決めたのは象徴的でした。実際、先制後の鳥栖のプレーはすごく良くなったし、これが育成型クラブ、鳥栖の在り方だと、来季からのJ2の戦いに向け、再び前向きになれる勝利だったように感じました。未来志向の勝利。 逆に町田は心配です。先制点はサイドでマークがズレたところに、センターバックが引き出され、入ってくる選手も捕まえられず。先制を許したことで難しい試合を強いられました。
コメンテータープロフィール
1979年12月1日生まれ、岐阜県下呂市出身。プレーヤー目線で試合を切り取るサッカーライター。新著『サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点』『サッカーは監督で決まる リーダーたちの統率術』。既刊は「サッカーDF&GK練習メニュー100」「居酒屋サッカー論」など。現在も週に1回はボールを蹴っており、海外取材に出かけた際には現地の人たちとサッカーを通じて触れ合うのが最大の楽しみとなっている。
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