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住宅評論家

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見解9月18日のYahoo!ニュース記事でも書きましたが、手すりの形状により、小さな子供の転落事故リスクが増す可能性があります。 透明ガラスや鉄柵で、外の景色が見通せる手すりはよいのです。コンクリート製や半透明ガラスで景色が見えない手すり……これが危険です。 というのも、背が低い子供は手すりの先が見えず、「この先がどうなっているのか、見たい」という気持ちを抑えられないから。 転落防止のため、踏み台になるようなものを置いてはいけない、とされます。しかし、それ以前に「子供が乗り越えたくなる手すり」というものがあることを大人は認識しておくべきでしょう。 事故があったマンションの写真をみると、共用廊下の手すりはコンクリート製。小さな子供には外が見えない形状です。 見えないから、頑張ってよじ登ってしまったとしたら……なんともやりきれない気持ちになります。 ご冥福をお祈りします。

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  • 山本久美子

    住宅ジャーナリスト

    補足窓やベランダからの転落事故は3歳・4歳の子どもに多いという結果があります(東京消防庁)。5歳の子ども…続きを読む

コメンテータープロフィール

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

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