補足この番組にコメント出演し「このままでは選挙報道はYouTubeに取って代わられテレビは民主主義の担い手の資格を失う」と話しました。触れ損ねた点として、各局が出口調査と開票予測に血道を上げる無駄があります。局ごとに当確の時間が違うのも無意味なので開票予測は合同でやって同じ時間に当確を出せばいい。その分、選挙期間中の報道にエネルギーを割けばいいと思います。若い記者たちは出口調査をやらされながら、何の意味があるのかとやる気をなくしています。本当に何が世の中のためになるのかをテレビ局は考えるべきです。
コメンテータープロフィール
1962年福岡市生まれ。東京大学卒業後、広告会社I&Sに入社しコピーライターになり、93年からフリーランスとして活動。その後、映像制作会社ロボット、ビデオプロモーションに勤務したのち、2013年から再びフリーランスとなり、メディアコンサルタントとして活動中。有料マガジン「テレビとネットの横断業界誌 MediaBorder」発行。著書「拡張するテレビ-広告と動画とコンテンツビジネスの未来」宣伝会議社刊 「爆発的ヒットは”想い”から生まれる」大和書房刊 新著「嫌われモノの広告は再生するか」イーストプレス刊 TVメタデータを作成する株式会社エム・データ顧問研究員