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斉藤博昭

斉藤博昭

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映画ジャーナリスト

報告

補足過去の日本映画で思い出すのは、日本を代表する女優、杉村春子さんの主演作『午後の遺言状』。公開時に89歳で話題を呼びましたが、今回の草笛さんは、それを上回り驚かされます。 海外に目を向けると、1987年の『八月の鯨』でW主演を務めたリリアン・ギッシュが撮影時93歳で、一般的にこれが映画主演の最高齢記録とされています。ギッシュはサイレント時代からの伝説的スターで、同じく大女優のベティ・デイヴィス(当時79歳)と姉妹役でのW主演。『八月の鯨』は東京・渋谷のバー(映画好きが集まる)の名前にもなっています。 なお今年は、マイケル・ケイン(現在91歳)の最新主演作で本人が引退を宣言した作品が日本で公開。現役で記録の希望があるのはクリント・イーストウッド(最新主演『クライ・マッチョ』公開時が91歳)、アンソニー・ホプキンス(現在86歳、最新主演作が6/21公開。その後も作品あり)あたりでしょうか。

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コメンテータープロフィール

1997年にフリーとなり、映画専門のライター、インタビュアーとして活躍。おもな執筆媒体は、シネマトゥデイ、Safari、スクリーン、キネマ旬報、VOGUE、シネコンウォーカー、MOVIE WALKER PRESS、スカパー!、GQ JAPAN、 CINEMORE、BANGER!!!、劇場用パンフレットなど。日本映画ペンクラブ会員。全米の映画賞、クリティックス・チョイス・アワード(CCA)に投票する同会員。コロンビアのカルタヘナ国際映画祭、釜山国際映画祭では審査員も経験。「リリーのすべて」(早川書房刊)など翻訳も手がける。連絡先 irishgreenday@gmail.com

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