見解この記事でも紹介されている、若葉竜也の次回作で9月公開の「ぼくのお日さま」は、池松壮亮のフィギュアスケートコーチの恋人役で、出番はそこまで多くありません。しかも関係性としては、どちらかと言えば「相手を受け止める」役どころ。にもかかわらず、観終わった後、彼の演技、一つ一つの動きが記憶にとどまります。派手な感情表現をするシーンはほとんどないのですが、池松に寄り添う瞬間の身体の動きなどがあまりに自然で、観ていて愛おしくなる感じ。これを控えめに表現できるところに、若葉のセンス、およびこれまでの映画での経験が役立っているのでしょう。 「ぼくのお日さま」は5月のカンヌ国際映画祭で上映されており、日本以外の多くの観客も若葉竜也を知るきっかけにもなりました。
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コメンテータープロフィール
1997年にフリーとなり、映画専門のライター、インタビュアーとして活躍。おもな執筆媒体は、シネマトゥデイ、Safari、スクリーン、キネマ旬報、VOGUE、シネコンウォーカー、MOVIE WALKER PRESS、スカパー!、GQ JAPAN、 CINEMORE、BANGER!!!、劇場用パンフレットなど。日本映画ペンクラブ会員。全米の映画賞、クリティックス・チョイス・アワード(CCA)に投票する同会員。コロンビアのカルタヘナ国際映画祭、釜山国際映画祭では審査員も経験。「リリーのすべて」(早川書房刊)など翻訳も手がける。連絡先 irishgreenday@gmail.com
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