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斎藤秀俊

斎藤秀俊認証済み

認証済み

水難学者/工学者 長岡技術科学大学大学院教授

報告

補足「河川敷に置いていた菓子が入っていた袋が川に落ちた」  確かに泳ごうとしたり、渡ろうとしたり、そういった遊びをするような川に、写真の限りでは見えません。  全員が水に入り、そのうち1名が意識不明。ぜひ目を覚まして元気になってほしい。たくさんのお子さんが溺れる事故では、昨年の7月に福岡・宮若市で発生した水難事故が記憶に新しいところです。  子ども同士で川に近づかない、川に遊びに行くなら家族一緒に救命胴衣を準備して、を合言葉にしたいところです。  万が一深みにはまったら、背浮きになって呼吸を確保し救助を待ちます。周囲の人は「ういてまて」と声をかけ、空のペットボトルを投げたり、119番通報したりします。 追加 亡くなられたとのこと。たいへん残念です。広島県では中学生以下の子どもの水難死者が今年は3人となりました。

コメンテータープロフィール

斎藤秀俊

水難学者/工学者 長岡技術科学大学大学院教授

ういてまて。救助技術がどんなに優れていても、要救助者が浮いて呼吸を確保できなければ水難からの生還は難しい。要救助側の命を守る考え方が「ういてまて」です。浮き輪を使おうが救命胴衣を着装してようが単純な背浮きであろうが、浮いて呼吸を確保し救助を待てた人が水難事故から生還できます。水難学者であると同時に工学者(材料工学)です。水難事故・偽装事件の解析実績多数。風呂から海まで水や雪氷にまつわる事故・事件、津波大雨災害、船舶事故、工学的要素があればなおさらのこのような話題を実験・現場第一主義に徹し提供していきます。オーサー大賞2021受賞。講演会・取材承ります。連絡先 jimu@uitemate.jp

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