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内田良

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名古屋大学大学院教育発達科学研究科・教授

報告

補足九州地方では、小学校の採用倍率が、大分県で1.5倍、熊本県と熊本市で1.2倍、福岡県・佐賀県・長崎県・宮崎県で1.3倍と、全国の2.2倍と比べて低い状況です。 低水準の倍率については、九州地方をはじめ全国的に、大量退職等にともなう採用枠の拡大と、受験者数の減少によってもたらされています。受験者数の減少については、記事にもあるとおり、新卒者の受験者数は大きな変動がなく、既卒者における受験者数が減っています。 既卒者の受験がなぜ減っているのかは、相当に丁寧な分析が必要です。

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コメンテータープロフィール

内田良

名古屋大学大学院教育発達科学研究科・教授

学校リスク(校則、スポーツ傷害、組み体操事故、体罰、自殺、2分の1成人式、教員の部活動負担・長時間労働など)の事例やデータを収集し、隠れた実態を明らかにすべく、研究をおこなっています。また啓発活動として、教員研修等の場において直接に情報を提供しています。専門は教育社会学。博士(教育学)。ヤフーオーサーアワード2015受賞。消費者庁消費者安全調査委員会専門委員。著書に『ブラック部活動』(東洋館出版社)、『教育という病』(光文社新書)、『学校ハラスメント』(朝日新聞出版)など。■依頼等のご連絡はこちら:dada(at)dadala.net

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