見解危機管理の観点からも露朝の「包括的戦略パートナシップ条約」の内容を手前勝手に都合よく解釈せず、何よりもストレートに受け止め、対策を講じることが大事です。ロシアが朝鮮半島に軍事的に介入するかどうか、北朝鮮が日米韓と事を構えた時に軍事的に介入するかどうかは、プーチン大統領の発言を見れば、明らかです。日米安保条約と同じ類の条約が露朝の間で結ばれたということを理解すべきです。もう一つ忘れてはならないのは中朝との間にも1961年に交わされた「友好相互援助条約」が今なお、存在していることです。朝鮮半島だけでなく、台湾有事となれば、米国だけでなく、北朝鮮も中国側に立って介入してくるということです。今の状態を放置すれば、今後、誰も望まない中露朝対日米韓の対立構図が生まれることになります。
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コメンテータープロフィール
東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊
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