提言文科省の発想は、夏休みを減らして授業をおこなう日を増やせば一日当たりの授業数が減るから教員の負担減になるということですが、こんなことをすれば忙しく追われまくる日が増えるだけです。必要なのは教員のやるべきことを減らすことと人員を増やすことです。まず教える内容自体の削減が必要です。「○○教育も。○○教育も」と詰め込んだ結果が今の水ぶくれ状態。それを精選しなければ負担軽減など不可能です。授業以外の業務は業者に委託したり職員を増やしたりなどが必要です。教員の増員も急務です。日本は最大40人学級。アメリカ・イギリス・ドイツは30人以下です。夏休みを減らすのは子どものためにもなりません。欧米各国は夏休みが2ヶ月以上あり宿題もありません。子どもたちは各種の体験・趣味・スポーツなどに精を出し、そこで得た体験や自信が子どもを大きく伸ばします。
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コメンテータープロフィール
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOk』などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Instagram、Threads、Twitter、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。オンライン講演も可。お問い合わせは親野智可等の公式サイトから
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