解説17日間の知事選の序盤と終盤で、全く別の選挙を見ているようでした。知事選の間、新聞やTVなどの報道は公平さを意識した平凡な内容に終始する一方、ネットやSNSでの話題づくりは圧倒的に斎藤氏が強く、SNSなどでの露出量は斎藤氏の圧勝でした。 本来であれば新人候補はチャレンジャーですから、こういった露出などで勝たなければなりませんが、①清水候補が序盤から伸びなかったこと、②稲村陣営が「斎藤陣営との一騎打ち」というほどまでの二項対立にもっていけなかったこと、③そもそも摂津・丹波・但馬・播磨・淡路の5つの旧国から構成される兵庫全体を攻略するには余りに時間と知名度が少なかったことなどが敗因です。 そしてネットでの様々な議論は、今後の選挙そのもののあり方が問われることになります。誹謗中傷やデマも多かったことから、各陣営も対策が必要になるでしょう。
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コメンテータープロフィール
1988年生まれ。青山学院高等部卒業、青山学院大学経営学部中退。2010年に選挙コンサルティングのジャッグジャパン株式会社を設立、現在代表取締役。不偏不党の選挙コンサルタントとして衆参国政選挙や首長・地方議会議員選挙をはじめ、日本全国の選挙に政党党派問わず関わるほか、政治活動を支援するクラウド型名簿地図アプリサービスの提供や、「選挙を科学する」をテーマとした研究・講演・寄稿等を行う。『都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ』で2020年度地理情報システム学会賞(実践部門)受賞。2021年度経営情報学会代議員。日本選挙学会会員。
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