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ワグネルとロシア政府の交渉の結果、プリゴジン氏とワグネル兵士は反乱の罪を問われない代わりにプリゴジン氏はベラルーシに国外追放処分、ワグネルは国防省が事実上吸収する方向となり、事実上ワグネルは降伏を受け入れて反乱が終息した形になります。なおプリゴジン氏が追い落としを図っていたショイグ国防相などの人事は交渉の題材にすらならずそのままです。プリゴジン氏は敗北しました。一方でプーチン大統領が6月24日の緊急演説で「国家反逆罪として全員処罰する」としていた方針は全面撤回という形で譲歩した形となります。しかし今回の反乱騒動ではロシア軍の航空機がワグネルに7機も撃墜され10数名の死亡者を出しているので、これで誰も処罰されないとなると軍の不満は燻ぶったままとなってしまいます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

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    大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

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  • 高橋浩祐

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コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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