見解あれだけ多くの批判がなされ、訴追も経験し、勝利した場合には「報復」を行うと宣言している人物の返り咲きを認めたのですから、これが米国の民意だという事でしょう。米国の建国者たちはむき出しの情動が政治に直結することが内容に様々な制度的工夫を行ったと言われていますが、伝統的な連邦政界の常識にとらわれないアウトサイダー候補が支持され、むき出しの情動が前面に現れる政治が展開されることになりました。トランプという強い個性を持つ個人の影響力の大きさを示していますが、果たしてこれが今後のスタンダードとなるのか、注目する必要があります。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
専門はアメリカ政治。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。主要著書に、『アメリカ大統領とは何か:最高権力者の本当の姿』(平凡社新書、2024年)、『混迷のアメリカを読み解く10の論点』(共著、慶應義塾大学出版会、2024年)、『〈犯罪大国アメリカ〉のいま:分断する社会と銃・薬物・移民』(弘文堂、2021年)、『格差と分断のアメリカ』(東京堂出版、2020年)、『アメリカ政治入門』(東京大学出版会、2018年)、『アメリカ政治講義』(ちくま新書、2018年)、『移民大国アメリカ』(ちくま新書、2016年)、『アメリカ型福祉国家と都市政治』(東京大学出版会、2008年)など。
西山隆行の最近の記事
西山隆行の最近のコメント
石破首相、トランプ氏と電話会談
日テレNEWS NNN
アクセスランキング
- 1
【独自】カメムシ“丸々1匹”がお菓子に混入 口に入れて“異物感”に気づく…メーカー「2週間以内に原因報告」とするも連絡無く
FNNプライムオンライン - 2
高級ホテルのスイートルームで親族など21人が大宴会 注意した従業員に「ぶっ殺すぞ」 東京・六本木
テレビ朝日系(ANN) - 3
ニッポン放送番組公式 国民民主・玉木代表“そっくり”な女子アナ公開 「似てるどころじゃない」衝撃の声
スポニチアネックス - 4
「生き別れた兄と言われます」国民・玉木雄一郎代表と番組共演女子アナが“激似”「あれ?なんかそっくり」
ENCOUNT - 5
ベッツ、来季は内野へ“再転向”か ド軍GMが明言…今季は開幕遊撃も→復帰後に右翼へ
Full-Count