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西山隆行

西山隆行

認証済み

成蹊大学法学部政治学科教授

報告

解説トランプは、大統領当選初日には独裁者になると表明したり、「不法移民は米国の血を汚す」と述べたりして、しばしばその行動や発言がナチスと比較されてきました。仮にトランプ陣営が言うとおり、担当者が内容を十分に確認せず、トランプの許可も得ずに引用投稿したのだとしても、さすがに問題だと認識されるでしょう。また、トランプがプーチンや金正恩などを時に称賛するような発言をしていることも想起させます。いずれにせよ、このような内容でもかまわない、という雰囲気がトランプ陣営内部に存在することがうかがわれます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺靖

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コメンテータープロフィール

西山隆行

成蹊大学法学部政治学科教授

専門は比較政治・アメリカ政治。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。主要著書に、『〈犯罪大国アメリカ〉のいま:分断する社会と銃・薬物・移民』(弘文堂、2021年)、『格差と分断のアメリカ』(東京堂出版、2020年)、『アメリカ政治入門』(東京大学出版会、2018年)、『アメリカ政治講義』(ちくま新書、2018年)、『移民大国アメリカ』(ちくま新書、2016年)、『アメリカ型福祉国家と都市政治―ニューヨーク市におけるアーバン・リベラリズムの展開』(東京大学出版会、2008年)などがある。

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