Yahoo!ニュース

西山隆行

西山隆行認証済み

認証済み

成蹊大学法学部政治学科教授

報告

補足カリフォルニア州は歴史的にも山火事が多いですが、「過去最悪」と評され鎮圧の見通しもない状態で被害が拡大し続けています。このような状況下で、次期大統領のトランプは、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムの無策が被害を拡大させたと主張しています。ニューサムは民主党のホープで2028年大統領選挙の筆頭候補とも予想されているので、トランプとしては批判をしたいのでしょう。本来ならば超党派的に問題解決を図るべき自然災害に際しても党派政治を前面に出してしまう状況は悲劇的です。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 田中淳夫

    森林ジャーナリスト

    提言山火事、森林火災の多発、および大規模化は世界的傾向だろう。ただ太古の昔から火事は常に起きてきた。失火…続きを読む

  • 飯塚真紀子

    在米ジャーナリスト

    補足米NBCニュースは、今回、ロサンゼルス郡で起きた山火事の中では最大規模となったパシフィック・パリセー…続きを読む

コメンテータープロフィール

西山隆行

成蹊大学法学部政治学科教授

専門はアメリカ政治。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。主要著書に、『アメリカ大統領とは何か:最高権力者の本当の姿』(平凡社新書、2024年)、『混迷のアメリカを読み解く10の論点』(共著、慶應義塾大学出版会、2024年)、『〈犯罪大国アメリカ〉のいま:分断する社会と銃・薬物・移民』(弘文堂、2021年)、『格差と分断のアメリカ』(東京堂出版、2020年)、『アメリカ政治入門』(東京大学出版会、2018年)、『アメリカ政治講義』(ちくま新書、2018年)、『移民大国アメリカ』(ちくま新書、2016年)、『アメリカ型福祉国家と都市政治』(東京大学出版会、2008年)など。

西山隆行の最近のコメント