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中山祐次郎

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外科医師・医学博士・作家

報告

かつて私も福島第一原発近くの病院に勤務し、多くの方に話を伺いました。たしかに10年以上帰還できず、避難生活を送られている方々は、仕事・学校など避難先での生活が確立しています。それでも、生まれ育った場所というのは何物にも代えがたいもの。これは人間の本質と言ってもいいでしょう。「どうしても帰りたい」お気持ちは、経済合理性を超えて尊重すべきだと考えます。帰る帰らないは個々人が決めることですが、「帰れる」という今回の避難指示解除は大きな一歩です。

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コメンテータープロフィール

外科医・作家。湘南医療大学保健医療学部臨床教授。公衆衛生学修士、医学博士。1980年生。聖光学院中・高卒後2浪を経て、鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院で研修後、大腸外科医師として計10年勤務。2017年2月から福島県高野病院院長、総合南東北病院外科医長、2021年10月から神奈川県茅ヶ崎市の湘南東部総合病院で手術の日々を送る。資格は消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医(大腸)、外科専門医など。モットーは「いつ死んでも後悔するように生きる」。著書は「医者の本音」、小説「泣くな研修医」シリーズなど。Yahoo!ニュース個人では計4回のMost Valuable Article賞を受賞。

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