セブン-イレブン「うれしい値!」で客数増加 20代男性と女性の新規顧客を獲得 300品に拡充し今後も継続 永松社長が見解
セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)の永松文彦社長は、24年12月18日、取材に応じ「うれしい値!」商品の導入により客数が増加していることを明らかにした。 【写真】24年7月に発売開始された「うれしい値」の「手巻おにぎり しゃけ」 「9月から本格展開して、20代男性と女性の新規顧客が増えている。どちらかというと価格感度が高い若い世代の客層が増加傾向にある」と語る。 「うれしい値!」商品は、物価高を背景とした消費者の生活防衛意識に対応して、来店頻度向上につなげることが目的。 高品質と値ごろ感を両立させるべく、ベンダーとの情報共有を密に行うなど入念に準備を行い、満を持して9月から本格展開した。 現在、対象品目数は300品に拡大。TVCMを投下して需要を喚起している。 永松社長は「うれしい値!」商品を、価格帯別にメリハリをつけて商品開発を行う「松竹梅」マーケティングの「梅」と位置付け、2025年・来期(2月期)以降も継続していく考えを示す。 「セブン-イレブンのコンセプトは“近所の日常使いの店”のため、本当においしいと感じて、もう一度買いたいと思っていただくのが理想でありベースとなる。これに加えて地域フェアなどワクワク感を創出するイベントと、経済性を感じられる『うれしい値!』の3つが柱となる」と述べる。