障害のある兄弟姉妹と育った「きょうだい児」が自身の進学・就職・結婚について考えたこと #令和の子
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補足きょうだい児が体験しているつらさ,苦しさ、そしてその一方で感じることがあるであろう楽しさ,喜びは、きょうだい児でないものには充分理解することは難しいと感じます。 それだけに,こうしてコメントすることにも難しさを感じています。 障がいを持つきょうだいを複数持つ知人は,結婚しても子供を持たない選択をしました。障がいを持つ子が生まれる可能性を考え,自身が障がいを持つ子の親になること,自身と同じ体験をするきょうだい児をつくることを避けるためでした。 この話を聞かされた時には大きな衝撃を受けました。 そのような選択をさせたきょうだい児という体験に。そして、そう決断した知人の思いに。 どのような選択をするかは、きょうだい児によっても異なるでしょう。 しかし,このような大きな影響を受けず、きょうだい児に自身の人生を自由に選択してほしい。そうできる社会に変えていかなくてはならないと痛感します。
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高齢者介護を中心に、認知症ケア、介護現場でのハラスメント、地域づくり等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材や講演、研修講師としての活動をしつつ、社会福祉士として認知症がある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士も務める。著書として、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)、『多職種連携から統合へ向かう地域包括ケア』(メディカ出版)、分担執筆として『医療・介護・福祉の地域ネットワークづくり事例集』(素朴社)など。