補足「とくダネ!」での率直な話ぶりが印象に残っている小倉智昭さん。 膀胱がんで膀胱を全摘出し、尿意がなくなり,定期排尿する必要があること,腹圧がかかると尿漏れがあることなど,なかなか公には語りづらいことも明らかにされていました。 そして、年配男性には尿もれバッドを使う人が増えているから,男性トイレにもそれを処理できるサニタリーボックスを設置するよう求めていました。 そうしたことを,小倉さんのような立場の方が公には語ることについては,さまざまな意見があったそうです。 それでも、同じ立場の人の役に立ちたいという思いで率直に語ったことで,今,徐々に男性トイレにもサニタリーボックスが置かれるようになったと聞きました。 「電波で広く伝える」ということの意味を、そしてそれを担う人の役割を、本当に心得ていた方だったのだと思います。 心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
高齢者介護を中心に、認知症ケア、介護現場でのハラスメント、地域づくり等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材や講演、研修講師としての活動をしつつ、社会福祉士として認知症がある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士も務める。著書として、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)、『多職種連携から統合へ向かう地域包括ケア』(メディカ出版)、分担執筆として『医療・介護・福祉の地域ネットワークづくり事例集』(素朴社)など。
関連リンク(外部サイト)
宮下公美子の最近の記事
宮下公美子の最近のコメント
障害のある兄弟姉妹と育った「きょうだい児」が自身の進学・就職・結婚について考えたこと #令和の子
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)