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見解記事にあるような外国人によるふるさと納税への関心の高まりや参画を通じて、同制度のさらなる活性化や商品のバラエティの充実につながると期待されます。 返礼品ではないですが、寄付金は、例えば、大地震に見舞われた国への救援金に回ったり、「ウクライナ緊急支援プロジェクト」や「ミャンマー医療福祉向上支援プロジェクト」に使われたりもします。そうした寄付金の使途が日本にとどまらず、海外、世界へと巡り巡っていくといった点をより前面に押し出すなどして訴求すれば、関わりの深い国・地域出身者の方の参加をいっそう呼び込めるかもしれません。 ちなみに、ふるさと納税について「このようなユニークな制度を私は見たことがない」と記事にありますが、お隣韓国では2023年1月に、日本のふるさと納税をモデルにした「故郷愛寄付制」が始まりました。韓国版「ふるさと納税」とも言え、今後どのように発展していくか注目されます。

コメンテータープロフィール

執筆テーマはAIやBMIのICT、移民・外国人、エネルギー。 未来を探究する学問"未来学"(Futures Studies)の国際NGO世界未来学連盟(WFSF)日本支部創設、現在電気通信大学大学院情報理工学研究科で2050年以降の世界について研究。東京外国語大学ペルシア語学科卒、元共同通信記者。 主著『生成AIの常識』(ソシム)、今年度刊行予定『未来学の世界(仮)』、『エネルギー業界大研究』、『電子部品業界大研究』、『AI・5G・IC業界大研究』(産学社)、訳書『Futures Thinking Playbook』。新潟出身。ryuta373rm[at]yahoo.co.jp

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