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松平尚也

松平尚也認証済み

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農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

報告

補足イチゴのクリスマスケーキを始めたのは、不二家の創業者の藤井林右衛門とされる。同氏がアメリカ研修時代に出会ったイチゴショートケーキを改良し1920年代に販売を始め戦後にかけて定着してきた。12月はイチゴや卵の需要が最も高くなる時期となってきたが、近年の気候変動や鶏の飼料価格高騰で、原材料費が高騰し、クリスマスケーキの価格も値上がりしてきた。イチゴは平年比で約2割、卵は約3割高となっている。  クリスマス商戦の市場規模は約2兆円とされる一方で、食品ロスが問題になってきたことも確かである。イチゴや卵の価格高騰を契機に持続可能なクリスマス市場構築に向けて、予約やメニューを絞るという傾向の意義とともに価格高騰の向こう側にある課題をしっかりと考える機会としたいものである。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 山路力也

    フードジャーナリスト

    補足かつては大量にクリスマスケーキが作られ売れ残りが大量に出て、26日あたりに安売りする光景が見られまし…続きを読む

  • 井出留美

    食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

    補足以前、クリスマスケーキが届いたら崩れていた...という報道がありました。気候変動の影響でイチゴの入荷…続きを読む

コメンテータープロフィール

松平尚也

農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。

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