【独自】「過去にもグラウンドで運転した」埼玉栄高校グラウンドで生徒が無免許で運転し横転 助手席の男子生徒死亡 生徒の運転は常態化か
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解説運転していた16歳の男子生徒は無免許でした。飲酒後の酩酊運転や高速度による制御困難運転などのほか、制御技能を有しないで走行させる未熟運転も危険運転の一つとされており、このケースではこれにあたる可能性もあるとして捜査が進められています。 成人同様の刑事責任を問われた場合、最高で懲役20年と重い犯罪です。これにあたらないとしても、通常の過失運転致死罪ではなく、より重い無免許運転過失致死罪となり、最高で懲役10年です。 乗っていた3人は部活こそ違えど同じ寮生で、死亡した助手席の17歳の男子生徒も窓から外に身を乗り出していたとのことですし、グラウンドに教師や生徒がいないとみられる夜半の時間帯でもあるので、学校関係者の目を盗み、遊び半分で運転することが常態化していたのかもしれません。学校側による鍵や車の管理体制も捜査の焦点となるでしょう。
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1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。