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黒井文太郎

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軍事ジャーナリスト

報告

見解ヒズボラは立場上「勝利」と強弁してるだけで、単なる負け惜しみであり、実際には圧倒的な大敗です。昨年10月に黒幕であるイラン工作機関「コッズ部隊」がヒズボラに軍事行動を指令しましたが、ネタニヤフがどこまで反撃するかを読み違えた結果です。 イスラエルはコッズ部隊=ヒズボラの軍事インフラを相当破壊したので一旦休止。ただしコッズ部隊=ヒズボラの動き次第でいつでも再攻撃します。 なお、ネタニヤフはイランとその代理勢力とのバトルでは、追い込まれているわけではなく、逆に押している状況です。対ガザ攻撃は継続する可能性大。さらに対イラン本国の作戦も再検討するでしょう。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 髙岡豊

    中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

    解説イスラエルによるレバノン攻撃当初は、一方的にヒズブッラーの幹部が「除去」される展開でした。「抵抗の枢…続きを読む

  • 錦田愛子

    慶應義塾大学法学部教授

    解説イスラエル軍の撤退を受けて「勝利」を宣言したものだが、実態の戦闘の結果としては大敗に近い。30年間、…続きを読む

コメンテータープロフィール

1963年、福島県いわき市生まれ。横浜市立大学卒業後、(株)講談社入社。週刊誌編集者を経て退職。フォトジャーナリスト(紛争地域専門)、月刊『軍事研究』特約記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て軍事ジャーナリスト。ニューヨーク、モスクワ、カイロを拠点に海外取材多数。専門分野はインテリジェンス、テロ、国際紛争、日本の安全保障、北朝鮮情勢、中東情勢、サイバー戦、旧軍特務機関など。著書多数。

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