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勝川俊雄

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東京海洋大学 准教授、 海の幸を未来に残す会 理事

報告

補足マグロの初競りは、すべてのメディアが大きく取り上げるので、広告効果は大きい。売名行為のために、普段は高いマグロを買わない業者が、値段をつり上げるケースも過去にはあった。今年は、日頃から良質なマグロを扱うことで評価が高い業者が落札したことを、うれしく思います。 太平洋クロマグロは、漁獲規制によって、資源量が回復し、水揚げも安定してきました。一方で、浜値が下落し、日本の遠洋マグロ船の経営が難しくなっていたりもします。初競りをきっかけに、消費者のマグロへの関心が高まり、適正価格での消費がのびることを期待したいです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 山田吉彦

    海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

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    ラディック代表/流通ジャーナリスト/マーケティングプランナー

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コメンテータープロフィール

勝川俊雄

東京海洋大学 准教授、 海の幸を未来に残す会 理事

昭和47年、東京都出身。東京大学農学部水産学科卒業後、東京大学海洋研究所の修士課程に進学し、水産資源管理の研究を始める。東京大学海洋研究所に助手・助教、三重大学准教授を経て、現職。専門は水産資源学。主な著作は、漁業という日本の問題(NTT出版)、日本の魚は大丈夫か(NHK出版)など。

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勝川俊雄の最近のコメント

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