解説富永さんからは、直接、話をうかがったことがあります。量よりも価値で勝負する漁業を、日本で実践されていることに感銘をうけました。良い取り組みであり、この方向に日本の漁業が進んでほしいとは思っています。残念ながら、この事例は例外です。 普通の漁業者は、獲った魚を市場に並べるだけで販売には関与しません。自分で販売先を開拓して、適正価格で売ることができる漁師は殆どいません。なので、受注販売というのは、誰にでもできることではありません。また、漁業者は、夜に漁に出て、陸にいる時間は、漁具の手入れなど、かなり多忙です。なので、獲る事と売る事の両立はなかなかに大変なのです。 普通の漁業者がマネをするにはハードルが高いのですが、多くの人に知ってほしい事例です。
コメンテータープロフィール
昭和47年、東京都出身。東京大学農学部水産学科卒業後、東京大学海洋研究所の修士課程に進学し、水産資源管理の研究を始める。東京大学海洋研究所に助手・助教、三重大学准教授を経て、現職。専門は水産資源学。主な著作は、漁業という日本の問題(NTT出版)、日本の魚は大丈夫か(NHK出版)など。
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