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亀松太郎

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記者/編集者

報告

見解ハイボールのヒットが、サントリーの巧みなマーケティング戦略によるものだという話は聞いていましたが、記事に出てくる「ジョッキに注目した」というのは初耳で、面白いエピソードでした。 <ウイスキーが苦手な社員が放った言葉がヒントになった。「ウイスキーをジョッキで、ビール感覚で飲んでもらうのはどうですか」。当時、業界にウイスキーをジョッキで飲む発想はなかった> ウイスキーの炭酸水割り、すなわち、ハイボールは「ジョッキ」に入れられることで、見た目が「ビール」に近くなる。それによって、飲み会で乾杯するときにハイボールを注文しても違和感がない、というのは、周りを気にする日本人にとって重要な要素だったのでしょう。 近年は、飲み会の最初にビールではなくハイボールを注文する人も増えました。その一つの理由が「ジョッキ」にあったというのは、とても興味深く、他のビジネスのヒントになりそうです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 西川立一

    ラディック代表/流通ジャーナリスト/マーケティングプランナー

    補足「角ハイボール」は水割り、ロックなどで、飲むウィスキーをジョッキでカジュアル感覚で飲むことを提案し、…続きを読む

  • 吉崎エイジーニョ

    ライター

    補足文中でも少し触れられていますが、ハイボールは韓国での昨今の「日本ブーム」のけん引役の一つでもあります…続きを読む

コメンテータープロフィール

大卒後、朝日新聞記者になるが、3年で退社。法律事務所リサーチャーやJ-CASTニュース記者を経て、ニコニコ動画のドワンゴへ。ニコニコニュース編集長として報道・言論コンテンツを制作した。その後、弁護士ドットコムニュースの編集長として、時事的な話題を法律的な切り口で紹介するニュースを配信。さらに、朝日新聞運営「DANRO」の創刊編集長を務めた後、同社からメディアを買い取って再び編集長となる。2019年4月〜23年3月、関西大学の特任教授(ネットジャーナリズム論)を担当。現在はフリーランスの記者/編集者として活動しつつ、「あしたメディア研究会」を運営。在住する東京都杉並区のニュースを取材している。

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