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治部れんげ

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東京科学大学リベラルアーツ研究教育院准教授、ジャーナリスト

報告

補足家事育児など無償ケア労働の男女格差をみると、欧米先進国は2対1、つまり女性は男性の倍やっています。一方、日本はこの差が5対1と大きいです。 データを踏まえると、日本女性が女性と仕事を結びつけて考えるのは事実に基づかない「偏見」というより「現実の反映」と解釈すべきかもしれません。 10万人と大きなデータですから、パートナーのいる女性のみを抽出し、平等に分担している女性と、ほぼひとりで無償ケア労働をしている女性で、無意識バイアスに差があるかどうかを比較してみると良さそうです。さらに深い理解が得られるように思います。 記事で紹介されている無意識バイアス測定ツールは様々な組織で研修として使われています。自分は性差別をしていないつもりの人が、実際、無意識バイアスが強いこともあります。

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コメンテータープロフィール

治部れんげ

東京科学大学リベラルアーツ研究教育院准教授、ジャーナリスト

1997年一橋大学法学部卒業後、日経BP社で16年間、経済誌記者。2006年~07年ミシガン大学フルブライト客員研究員。2014年からフリージャーナリスト。2018年一橋大学大学院経営学修士。2021年4月より現職。内閣府男女共同参画計画実行・監視専門調査会委員、国際女性会議WAW!国内アドバイザー、東京都男女平等参画審議会委員、豊島区男女共同参画推進会議会長など男女平等関係の公職多数。著書に『稼ぐ妻 育てる夫』(勁草書房)、『炎上しない企業情報発信』(日本経済新聞出版)、『「男女格差後進国」の衝撃』(小学館新書)、『ジェンダーで見るヒットドラマ』(光文社新書)などがある。

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