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石渡嶺司

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大学ジャーナリスト

報告

見解7月27日には東亜大学(山口県下関市)を運営する学校法人・東亜大学学園で創立家の理事長兼学長を解任しています(前理事長・学長は教授として残留)。 今後、大学を含む学校法人の経営が厳しくなる中で理事長の解任は他大学・学校法人でも続くもの、と見られます。 岩本理事長を解任した東京女子医科大学は最初のヤマを越えた、と言えるでしょう。 ただ、まだ厳しい状況は続きます。 本来なら伝統校であり、医療でも実績のある医大です。 しかし、その伝統校が厳しい財務状況にあります。 その東京女子医科大学の令和4年度事業報告書では岩本理事長(当時)の挨拶の中で「実力ベースでの経常収支差額ではマイナス97 億 2 千万円と大変厳しい状況が続いております」と明記しているほどです。 今後、新体制で厳しい財務状況を含めどのように立て直すかが注目です。 単独では難しいとなると他大学との統合も検討されるでしょう。

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コメンテータープロフィール

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計33冊・66万部。 2024年7月に『夢も金もない高校生が知ると得する進路ガイド』を刊行予定。

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