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石渡嶺司

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大学ジャーナリスト

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見解マークシート方式は問題の正解を選択肢から選ぶ方式です。 この教授は「どれかの番号をマークしておけば当たるかもしれないと考えて、不自然なマークをすること」は不正として一律0点としました。 何が問題かと言えば「不自然なマークをすること」の判定が機械的・一律ではなく、採点者の主観で大きく変わる点にあります。 マークシートだけでは、一生懸命に考えて同一の選択肢を続けてマークしたのか、それとも適当に選んだだけか、判断できません。 それを一律に不正行為としてしまうのは公平・公正な試験とは言えないでしょう。早稲田大学が再評価するよう指示したのは当然です。 なお、マークシート方式における不正対策として有名なものがSPI3です。就職での適性検査である同試験ではマークシートながら選択肢が多く、ランダムに選ぶだけでは得点できません。作問に手間はかかりますが、こうした試験を参考にするのもいいでしょう。

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コメンテータープロフィール

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計33冊・66万部。 2024年7月に『夢も金もない高校生が知ると得する進路ガイド』を刊行予定。

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