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石田雅彦

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科学ジャーナリスト

報告

見解リチウムイオン電池や使用機器が原因の火災は年々、増え続けています。東京消防庁の発表によると、2024年の上半期のリチウムイオン電池関連の火災件数は107件で前年の同時期より28件も多くなっています。 これら電池や機器は、モバイル用の予備電池やスマートフォンなどが多く、気温が上昇したり使用状態などによって加熱されることで出火する場合があるようです。加熱といえば加熱式タバコですが、加熱式タバコもリチウムイオン電池を使用しており、加熱式タバコによる爆発や出火はほとんど確認されていないものの既存のタバコスティックを差し込むなどして喫煙するサードパーティー製のデバイスも多く出回っており、中には適正な温度管理ができない製品があるのは確かです。使用後の破棄でもリチウムイオン電池は注意が必要であり、日常的に使用する多くのデバイスで使われる電池なので火災のリスクがあることを知っておいたほうがいいでしょう。

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コメンテータープロフィール

いしだまさひこ:北海道出身。法政大学経済学部卒業、横浜市立大学大学院医学研究科修士課程修了、医科学修士。近代映画社から独立後、醍醐味エンタープライズ(出版企画制作)設立。紙媒体の商業誌編集長などを経験。日本医学ジャーナリスト協会会員。水中遺物探索学会主宰。サイエンス系の単著に『恐竜大接近』(監修:小畠郁生)『遺伝子・ゲノム最前線』(監修:和田昭允)『ロボット・テクノロジーよ、日本を救え』など、人文系単著に『季節の実用語』『沈船「お宝」伝説』『おんな城主 井伊直虎』など、出版プロデュースに『料理の鉄人』『お化け屋敷で科学する!』『新型タバコの本当のリスク』(著者:田淵貴大)などがある。

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