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飯塚真紀子

飯塚真紀子

認証済み

在米ジャーナリスト

報告

補足バイデン氏は討論会で懸念されている高齢問題を払拭する必要がありましたが、力強さと自信をみなぎらせたトランプ氏とは対照的に弱々しい様子を見せ、逆に、高齢問題をいっそう浮き彫りにする結果となりました。そのため、民主党はパニックに陥り、同氏に対し、選挙戦からの撤退を求める声も上がっていますが、そのことについて問われたバイデン氏は「いいえ。嘘つきと議論するのは難しいのです」と答えたと報じられています。 バイデン氏の後任候補としては、カリフォルニア州のニューサム知事の名前があがっていましたが、同氏は「私はバイデン大統領の実績に背を向けることは決してない」と討論会後の記者会見で述べ、候補者は変更されないと明言しました。 大統領選まであと約4ヶ月ですが、民主党が、今回のバイデン氏の失敗により生じたダメージをどうコントロールしていくか注目されます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 三牧聖子

    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

    解説CNNによれば、討論会直後の調査で、75%の民主党支持者が、バイデン以外の候補を求めたという。 討…続きを読む

  • 西山隆行

    成蹊大学法学部政治学科教授

    見解米大統領選の第一回候補者討論会は、民主党にとって大参事でした。トランプは虚偽の発言をしたり、司会者の…続きを読む

コメンテータープロフィール

大分県生まれ。早稲田大学卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会、トレンドなどをテーマに、様々なメディアに寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲル、ジム・ロジャーズなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。

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