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三牧聖子

三牧聖子

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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

報告

解説CNNによれば、討論会直後の調査で、75%の民主党支持者が、バイデン以外の候補を求めたという。 討論会の終了後、民主党陣営のカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事に対し、記者団から「バイデンの代わりに出馬する気はないのか?」といった質問が飛んだことが、バイデンが陥った苦境を端的に示している。討論会の視聴者の過半数はトランプに軍配をあげており、メディアも「バイデンがもし今、候補者から降りたら」との議論をはじめ、代替の候補として、ニューサム氏の他、ミシガン州の女性知事のグレッチェン・ホイットマー氏や運輸長官で性的マイノリティであることを公言しているピート・ブティジェッジ氏等の名前もあがっている。バイデンは、民主党予備選で過半数の代議員数を獲得し、正当に大統領候補者に選ばれている以上は、本人が降りる決断をするかどうかにかかっているが、本人は続投の意向だと伝えられている。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 西山隆行

    成蹊大学法学部政治学科教授

    見解米大統領選の第一回候補者討論会は、民主党にとって大参事でした。トランプは虚偽の発言をしたり、司会者の…続きを読む

  • 飯塚真紀子

    在米ジャーナリスト

    補足バイデン氏は討論会で懸念されている高齢問題を払拭する必要がありましたが、力強さと自信をみなぎらせたト…続きを読む

コメンテータープロフィール

三牧聖子

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

アメリカ政治・外交、国際関係論、平和研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教、高崎経済大学経済学部国際学科准教授を経て2022年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年)共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)。

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